函館市旧イギリス領事館に行ってきました。
新卒で入社し、5年以上働いてきた会社をもうすぐ退社します。これがおそらく最後の出張(になるはず)ですが、今回は函館にやって来ました。
月曜日にお仕事だったので、日曜日から来させていただきました。北海道なんて、高校の修学旅行ぶりです!
出張が決まるや否や、「函館 観光地」で Google it!
なんと、函館にはイギリスの旧領事館があるそう。イギリスと名のつくものには敏感な今日この頃です。
函館駅すぐに宿をとっていたので、とりあえず荷物を預けて回転寿司屋さんへ。とにかくいくらが食べたかったのです♡いくら大好き♡
いくらの他にも北海道マジックにかかってしまい、うなぎやキングサーモン、〆サバに穴子、ねぎとろなんかを堪能。6皿食べて3000円近くでした。ビールも飲んだけどね。(ひとつ前の記事で節約を誓った私はどこに行ったのでしょう)
にしてもいくら美味しかった…♡大阪のと全然違う…!
とゆうことで、お腹もいっぱいになった私は金森赤レンガ倉庫を抜け…

歩くこと約10分。着きました!

函館市旧イギリス領事館です。
ユニオンジャックが風に揺れています✨
ユニオンジャックが風に揺れています✨

門には薔薇が🌹🌹 可愛いよう。
入場料の300円をお支払し、早速見学です!

ヴィクトリア女王さま発見。
そして、なんだか小さめなおじさま発見。

リチャード・ユースデン領事です。
函館市民にとても愛されていたユースデン領事。その小柄な身体から、豆consul(豆領事)と呼ばれていたそうです。歴史の授業で習った生麦事件の際、江戸へ賠償要求を行ったのも彼なんだそう。私とは比べ物にならないほど立派な方ですが、29歳の時に日本にやって来た彼に、なんだか勝手に親近感を抱きます。
函館市民に愛された彼の帰国の送別会にはたくさんの市民が参加したそう。ロンドンに帰った後も、自宅を「ホクカイドー」と名付けていたそうです。彼もまた、函館を愛していたんですね。
自分が産まれるずっと前から、遠いイギリスと日本の人々が一緒に生きてた事実が、なんだかとっても嬉しいです。
見学を続け、豆consulさんの次に出会ったのが、堀川トネさんです。
彼女はお寺の娘でしたが、幼い頃から函館の地で、英語に親しんできました。年頃になりお見合いをした彼女ですが、その縁談を断り、後に英語の先生にと紹介されたイギリス人学者、ジョン・ミルン氏と結婚します。彼は地震計をつくり、各地で地震を観測。近代地震学創設者の一人と言われています。そんな夫とともに渡英し、イギリスで夫とともに研究を続けた彼女。夫の死後病気を患い、函館に戻りその生涯を終えます。
すごいですよね。めっちゃかっこいいです。お寺に産まれて、英語を勉強して、お見合いを断って、イギリス人と結婚して、果ては渡英。今の時代でもなかなかできることではないと思います。
海外に行くのが珍しくもなんともない時代に、もういい大人の私が「イギリスに行く。」と言っても「え!すごい決断!(仕事も辞めて、周りも結婚して落ち着いていく中、ようやるわ~チャレンジャーやな~)」なんて言われますが、そんなものとは比にならなかったんだろうな。
ほんとに、ここに来れて、彼らのことを知れて良かったです。
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イギリス・函館と共に生きた偉人の歴史にじんわりした後は、領事館の外観を見学しました。
まさに、日本とイギリスの融合です!
こちらをご覧ください♡

まず目につくのがイギリス風のアーチがかった窓。素敵です。
でも、よく見てみてください。
まずは土台。日本のお城みたいですね♡
屋根も瓦屋根です。雨樋もあります。
まずは土台。日本のお城みたいですね♡
屋根も瓦屋根です。雨樋もあります。
素敵ですね✨
そしてこちら。

長いレンガ、短いレンガ、と交互になってるのはイギリス式らしいです。知らなかったなー!
そしてそして、お待ちかねのお庭ですー♡

薔薇は満開?ではなかったですが、とっても綺麗でした。
本場イギリスのRose Gardenもいつか見に行きたいなぁ…
というわけで、旧イギリス領事館、とっても素敵でした!!
皆さんも、函館にお越しの際はぜひ足を運んでみてくださいね♡
私もまた絶対に来たいです。今度は仕事じゃなく、ゆっくり観光で…!
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